ケアマネージャーには試験がある

ケアマネージャーとは、正式名を介護支援専門員と言い、介護福祉サービスを利用する高齢者とその家族と相談し、その人に合った施設選びと適切な介護サービスのためにケアプランを作成し、利用者と介護保険サービスを繋ぐ役割のある仕事です。
1997年の介護保険制度の制定により生まれた、比較的新しい職種です。介護福祉サービスのプロとしての事務業務だけでなく、利用者とその家族に寄り添ったコミュニケーションも必要となる仕事でもあります。
ケアマネージャーとして活躍をしたい人は、介護職として必要な介護職員初任者研修と介護職員実務者研修を修了し、5年の実務経験が必要となります。3年の実務経験で国家資格の介護福祉士の資格の取得もでき、受験に際し必須ではありませんが、信頼性やキャリアを考慮すると取得することが望ましいでしょう。
介護支援専門員実務研修受講試験には、介護や福祉、医療などのさまざまな分野からの出題問題となるため、介護職で得た知識以上に幅広い知識が必要となるため、相応の受験勉強が必要となります。当然のことながら、仕事に就きながら学習するわけですから、育児中の人など時間が無いなどの場合には、自分の時間で学べる通信講座や講師から学べる通学講座など、自分のライフスタイルに応じた講座の受講が効率的と言えるでしょう。
試験に合格しただけでは資格を取得したことではなく、介護支援専門員実務研修を全日程修了し、各都道府県に登録申請後に交付される介護支援専門員証により初めて資格取得となります。その後、ケアマネージャーとして活躍ができるようになります。